ワキアカツグミ・脇赤鶫

ネットで超レアな迷鳥の情報が見つかった。翌日暗い内に電車に乗って名古屋の都市公園へ直行した。この時点ではまだどれほどの希少種なのかは知らなかった。この公園は何度も訪れているのでどの辺りなのかは予想がついていた。その場所が近くなると早朝の公園なのに大勢のカメラマンが集まっているのが見えた。撮れないといけないので人の群れに近づきレンズの向いている方向を確認。枯れ木の先端に鳥がいる。ほとんどツグミのような鳥だ。その内に鳥が飛んだらしくカメラマン達はバラバラに動き出した。その内楠の木らしき大木の周りでグルリと囲み始めた。大きな三脚を立てている方が多いが、隙間も多いので割と楽々撮影が出来そう。朝日が昇り始め、逆光気味な場所になったが移動するのは難しそうなので移動しないで鳥が出てくるのを待った。突然周りでシャッター音が鳴り始め、楠木の根元の茂みから鳥が出てきたようだ。もう夢中で撮影しまくった。陽が当たらない場所でやや暗いためコンデジはオートフォーカスが迷いっぱなし。慌ててしまうので尚更ピンボケ多発。こういう時に限ってパニックです。でも相手はツグミの仲間なので割と動かずジッとしていてくれて助かった。自宅から電車で1時間以上かかる場所なのだが自宅に到着したのはまだ10時前だった。なので公園に居たのは1時間ほどだったのだろう。帰ってからワキアカツグミについて色々調べてみると、ヨーロッパ北部で繁殖し、冬季になるとヨーロッパの中部から南部、アフリカ北部などに移動して越冬する鳥らしい。そしてトルコの国鳥なのだとか。そんな鳥がなぜ日本の愛知に来たのかは謎であるし、多分一生こんなチャンスは無いかもしれない。という超レアな出来事だったようだ。

ワキアカツグミ・脇赤鶫　スズメ目ツグミ科ツグミ属　日本では迷鳥としての記録がある。ヨーロッパ北部で繁殖し、冬季にヨーロッパ中部から南部やアフリカ北部などに移動して越冬する　トルコの国鳥　

2024/02/03　愛知県名古屋市内にて撮影　Nikon COOLPIX P950